【耳コピ】大正浪漫 / YOASOBI 編
こんにちは!たき(@taki-beats) です。
YOASOBI(ヨアソビ)の「大正浪漫」、疾走感がある中でどこか切ないサウンドに、踊るようなベース、そしてピアノやアコーディオンの絡み合いが面白い楽曲ですよね!
とても魅力的な楽曲なのですが、いろんな楽器の音が同時に鳴っているためどんな構成でこの曲が成り立っているのかを聞き取るのってなかなか難しいですよね。
今回はYOASOBIの「大正浪漫」を耳コピを通して、楽曲の構成や各パートの特徴について忘れないようにメモしておこうと思います!
楽曲情報
- BPM
- 130
- キー
- D♭マイナー
- ラスサビで転調(1:56〜)Dマイナー
- 曲の長さ
- 2:48
構成
時間 | パート | 小節数 |
---|---|---|
0:00 | イントロ | 2小節 |
0:04 | Aメロ | 16小節 |
0:33 | Bメロ | 8小節 |
0:48 | サビ | 11小節 |
1:08 | 間奏 | 8小節 |
1:22 | Bメロ | 9小節 |
1:40 | Cメロ | 9小節 |
1:56 | サビ | 23小節 |
2:39 | アウトロ | 4小節 |
イントロが短く、すぐにAメロでBPMも早めなのでテンポ良く曲が進行します。
1番はBメロが8小節、サビも11小説と短めなのでかなり早く間奏に突入します。
2番はBメロからスタートし、Aメロがない代わりにAメロを少し変化させたCメロが加わっていますね。
サビは2番とは2倍の尺があり、しっかりとした盛り上がりはラストに長めに持ってきている構成ですね。
使ったもの
- PC
- MacBook Air (M1, 2020)
- DAW
- 音源
- ロジックに付属していたパーカッション音源
- magical 8bit plug 2
YOASOBIの大正浪漫を耳コピする手順
パーカッションを耳コピ
パーカッションパートは主にLogic付属のHybrid Knockという音源を使って打ち込んでいます。
メロディが大正・昭和風のサウンドですがパーカッションパートは現代的でエレクトロなアレンジだなと感じました。
かっこいいなと思ったところは、サビ前(0:45辺り)でリバースシンバルからkickの音だけになるところです!
基本的にkickが4つ打ちになっていて乗りやすいリズムですね。
ベースを耳コピ
ベースパートは、magical 8bit plug 2の 12.5%パルス波 と、 25%パルス波 を混ぜています。
サビ部分の16分音符で激しく動くところがノリが良いのが聴いてて楽しいですね。
また、ラスサビ前のベースとボーカルだけの部分(0:45辺り)も、他の楽器がミュートになるタイミングなので印象に残りやすいです!
ikuraさんのボーカルを耳コピ
Aメロは割と区切る発音が多くて、軽快な印象です。
Bメロは少し横のノリが入ってロングトーンが綺麗ですね!
サビは音の区切りが細かい割に音の飛躍が大きく、歌うのが難しそうなのに完璧に歌いこなしているikuraさん、すごすぎる…👏
全体的にメロディは昔の昭和歌謡のような音の運びですね。 細かいフレーズごとに音がしっかり終われていて、メロディの間に余白が生まれ、奥ゆかしさのようなものを感じました。
サビでは下ハモリが入リます。中でも、ラストサビの歌詞で「見覚えのある〜」の部分(2:15辺り)のハモリがかっこよくて、「る」でハモリパートに動きがあるのが特徴的です。
ただ単に主メロに合わせて動くのではなく、独立した動きをしていました。
和音も少しダークな雰囲気が出ていてかっこいいですね。
ウワモノ(鍵盤楽器と弦楽器)を耳コピ
とりあえず打ち込んだやつはこんな感じ👇
- 入れたパート
この曲は、サビやアウトロでなっているアコーディオンパートが特に特徴的です。1本だけでなく、複数のアコーディオンの掛け合いのようなパートもあって打ち込んでいくのが楽しいですね。
Aメロで出てくる古いレコードみたいな音やアコーディオンなど、大正時代の西洋諸国から音楽が輸入されてきたところがありつつ、コードや音の運びに和を感じる部分もあり熟考されている感があります!
Bメロで出てくる弦セクションもかなり重厚な感じで、音色と音の運びに緊張感を感じました。
1:23から流れるようなリリースカットピアノ16分音符によるアルペジオがリズミカルでYOASOBI感溢れるパートです。
全部合わせて、完成!
全部のパートを合わせるとこんな感じになりました!
全体的にゲーム風のアレンジになりましたが、これはこれで好きなので気に入っています笑
まとめ
YOASOBIの大正浪漫の耳コピを通して得られた学びは次のとおりです。
- サビ前の無音の大切さ
- 無音の後のサビがより印象に残りやすい構成
- ソロ楽器・ボーカルがより映える
- BPM130でかなり早めのテンポ且つkickが4つ打ちであるため、疾走感がある
- メロディの音の仕舞いが短めでまとめられていることで、間伸びせず奥ゆかしさが出る
- ハモリが独立した動きをしていてかっこいい
- 鍵盤楽器(ピアノとアコーディオン)の掛け合いが豊富
- 16分音符のアルペジオがリズミカルでYOASOBI感
一度聞いただけでは聴き取れないような細かい音も、じっくり聴き込んで耳コピしてみるとより楽曲を詳細まで知ることができました!
耳コピに対するモチベーションも上がっているので、これからも継続してやっていけたらと思っています。